2010年3月 1日
ナルコレプシーの症状
ナルコレプシー (narcolepsy) とは、日中において場所や状況を選ばず起きる強い眠気の発作を主な症状とする脳疾患(睡眠障害)である。笑い、喜び、怒りなどの感情が誘因となる情動脱力発作(カタプレキシー)を伴う患者も多いが、その症状が無い患者もいる。通常ノンレム期を経た後で発生するレム睡眠が入眠直後に発生するため(入眠時レム睡眠期:SOREMP)、入眠時に金縛り・幻覚・幻聴の症状が発生する。更に夜間はレム睡眠とノンレム睡眠の切り替わりで中途覚醒を起こすため、目は覚めても体を動かそうとする脳の一部が眠っているために金縛りを体験することになる。入眠後から起床時までは、そのような状況のため概して睡眠が浅くなりやすくなり、夢を見る回数が増える。ほとんどが悪夢で、現実とリアルな夢の境目が分からずにうなされる場合が多い。
ナルコレプシー(Narco Lepsie)は、1880年にフランスの医師ジェリーノ(Gelineau)によって名付けられた。直訳は『Narco = 眠り』&『Lepsie = 発作』なので、「眠り発作」となる。日本では周囲から見た患者の様子から「居眠り病」「過眠症」とも呼ばれる事があるが、正確な病名としては不適切である。原因から判断した場合、「睡眠統制脳視床下部病」と表現した方が核心を突いている。このように一般への知名度が極めて低いうえ、専門医が少ないため、罹患者に対する正しい診断・治療が受けにくいことや、まわりの人間からの理解が得られないなど、罹患者には精神的にも大きな負担がかかっているのが現状である。
ナルコレプシーは、脳(視床下部)の病気であり、気合いで治る類の病気ではない。適切な治療を病院で受け、少しずつ回復させていく必要がある。発症期は主に15歳前後が多く、中学生・高校生の頃から非常な眠気を感じたらすぐに専門医師の診察を受けるべきである。診断には、血液検査・夜間ポリグラフ検査(脳波測定)・昼間ポリグラフ検査(脳波測定)が行われ、1日程度の入院で検査ができる。ただし、本病気の症状特性上、病気であること自体に患者本人が気がつく場合が少ないため、発症から確定診断までの平均期間が約15年と極めて長期になっている。社会的認知度を上げて早期に治療を開始することが重要である。そのため、日本ナルコレプシー協会は2009年より全国の各中学校・各高等学校にむけて『ナルコレプシーとは』とのパンフレットを配布しはじめた。現在確定診断を受けた患者数は日本国内においておよそ2000人前後(2009年12月現在)であるが、決して珍しい病気ではなく既に統計上200人に1人は罹患していると想定されている。
また、治療を行っていない状態で、機械や自動車の運転中などに発作が起きると重大な事故の原因となりうるため、早期に適切な治療下のもと、日常生活を送るのに支障をきたすことがないように通院することが望まれる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ナルコレプシーの病因についても調べてみたいです。
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